【プレミアリーグ】クリスタル・パレス0-2アーセナル(8月5日・日本時間6日/セルハースト・パーク)

 サッカーの欧州4大リーグの一つ、プレミアリーグが開幕。日本代表・冨安健洋が所属するアーセナルとクリスタル・パレスの一戦で、スイス代表・ジャカが見せた“大胆すぎる”シミュレーションが話題を呼ぶ一方、即座に的確な笛を吹いた主審に対する称賛の声も寄せられている。

【映像】ネイマールも仰天!? の大胆ダイブ

 アーセナルが1-0でリードして迎えた44分の場面だ。前半のうちに追加点を挙げるため、自陣でボールを奪ってから速攻を仕掛けて前線のジャカへとつなげたのだが……。

 ドリブルで相手DFを突破しようとしたジャカは転倒。すぐさま主審は笛を吹き、イエローカードを提示。その警告はなんと、転んだジャカに対して出されたものだったのだ。

 別アングルのリプレイが流れると、ジャカに相手の足や手はかかっておらず、自分から少し遅れて倒れ込んだように見える。この“大胆なダイブ”に試合を中継したABEMAの視聴者は「ジャカったw」「モロで草」「審判優秀」「退場フラグ」といったコメントで盛り立てた。

 というのもジャカは、2016シーズン以降のプレミアリーグで“最も多く退場している選手”であり、「退場王」という不名誉な通り名までついてしまったほど。そうしたイメージも手伝って、彼が警告を受けるとたびたび“ジャカる”という言葉が飛び交うありさまだ。

 ただし、シミュレーションかそうでないかは、紙一重でもある。

 例えば、ブラジル代表・ネイマールもたびたび“ダイブ”を指摘されている選手だ。本当にファウルを受けていることもあれば、際どいプレーをファウルに見せる“技術”もあり、ネイマールは特に、「マリーシア」と呼ばれる“ずる賢いプレー”を巧みに織り交ぜながら、PKやゴールに直結するようなFKをもらいにいくことがあるのだ。

 11月に開催されるカタールW杯でブラジル代表と同グループで対峙するスイス代表。ジャカにとっては、“駆け引き”も、勝利に近づくための重要な手段に違いないだろう。(ABEMA/プレミアリーグ)