プリメイラ・リーガ第1節が7日に行われ、スポルティングは敵地でブラガと対戦した。スポルティングに所属している守田英正は開幕戦でスタメン出場を飾っている。
試合の均衡が破れたのは9分。守田が右サイドのタッチライン際で前を向いてボールを持ち運ぶと、相手のファウルを誘い、フリーキックを獲得。中央へのクロスボールは跳ね返されたものの、こぼれ球を拾うと、右サイドのペドロ・ポロがランニングで背後からのスルーパスを引き出す。オフサイドラインギリギリで抜け出して中央へ送ると、最後はペドロ・ゴンサウヴェスが押し込み、スポルティングが先手を取った。
ブラガも即座に反撃へ。14分、左サイドから前進し、パス回しから最後は中央へ。ボールを受けたシモン・バンザは右足で強烈なフィニッシュを沈め。ブラガがすぐに試合を振り出しに戻した。
それでも、スポルティングは18分、中盤のマテウス・ヌネスが個人の技術でドリブル突破。2人をかわして右サイドからボールを運ぶと、ファーサイドへふわりとしたクロスボールを送る。最後は駆け上がってきたヌーノ・サントスがボレーシュート。バウンドして跳ね上がった一撃はGKの頭を超えてゴールに吸い込まれ、スポルティングが再びリードを奪った。
このまま前半終了かと思われた前半のアディショナルタイム、ブラガがセットプレーで同点ゴールを記録する。ピッチ中央付近で得たフリーキックから、シク・ニアカテが頭1つ抜け出し、ヘディングシュートを沈めた。
2-2で折り返した後半は互いに一進一退の攻防が続く。後半はブラガの方がやや多くのチャンスを作ったものの、逆転ゴールは記録できない。すると終盤に突入した83分、スポルティングが再び勝ち越しに成功した。ドリブルでペナルティエリア内に侵入したロシーニャが、相手DF3人を引きつけて、ファーサイドのわずかなスペースへクロスボールを供給。なんとかボールを残したマーカス・エドワーズが、ワントラップから左足でネットを揺らした。
しかし、この日の撃ち合いはここでは終わらなかった。88分、左サイドでボールを受けたアルバロ・ジャロが縦突破を仕掛ける。スピード溢れるドリブルで左サイドを破ると、マイナスへ折り返し。最後は直前に投入されたばかりのアベル・ルイスが右足でゴールを奪い、ホームチームが土壇場でドローに持ち込んだ。
試合はこのままタイムアップ。開幕スタメンを勝ち取った守田は60分までプレーした。次節、スポルティングは13日にリオ・アヴェをホームに迎える。一方、ブラガは敵地でファマリカンと対戦する予定だ。
【スコア】
ブラガ 3-3 スポルティング
【得点者】
0-1 9分 ペドロ・ゴンサウヴェス(スポルティング)
1-1 14分 シモン・バンザ(ブラガ)
1-2 18分 ヌーノ・サントス(スポルティング)
2-2 45+1分 シク・ニアカテ(ブラガ)
2-3 83分 マーカス・エドワーズ(スポルティング)
3-3 88分 アベル・ルイス(ブラガ)