SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(23)は、ブンデスリーガ開幕戦でゴールをあげるなど好スタートを切っている。そんな堂安律に対して、SCフライブルク率いるクリスティアン・シュトライヒ監督はさらなる改善を求めているようだ。8日、ドイツの公共放送局『南西ドイツ放送』が伝えている。
堂安律は先月5日、エールディビジ(オランダ1部)のPSVアイントホーフェンからSCフライブルクへ完全移籍。9日の練習試合・ザンクト・ガレン(スイス1部)戦でデビューすると、鮮やかなミドルシュートから移籍後初ゴールをマーク。プレシーズンから好調ぶりをアピールしていた。
そして先月31日のDFBポカール1回戦・FCカイザースラウテルン戦では、1-1で迎えた延長後半の111分にフリーキックから決勝ゴールをあげて勝利に貢献。今月6日のブンデスリーガ開幕節・アウクスブルク戦では3-0で迎えた78分に、ペナルティエリア手前から左足を振りぬき、鮮やかにゴールネットを揺らしている。
同選手は『南西ドイツ放送』のインタビューで、シュトライヒ監督について聞かれると「交渉の段階ですぐに好感触を得ましたよ。彼の情熱と姿勢が好きです。彼のために勝ちたいですね」とコメント。指揮官の考え方などがSCフライブルク加入決断を後押ししたと明かしている。
一方で指揮官は堂安律に対して「もう少しドイツ語を勉強してもらおうかな」と語学面の改善を要求。『南西ドイツ放送』は「謙虚さ、才能、そして闘争心。堂安律はSCフライブルクを構成するすべての要素を持っているが、シュトライヒ監督は辛口評価だ」と伝えている。
なおSCフライブルクのキャプテンであるDFクリスティアン・ギュンター(29)は堂安律について「このチームにとって絶対的な存在だよ。ハングリー精神に満ちあふた選手で、決して悪い選手ではない」と高く評価している。今季開幕から2試合つづけてゴールを挙げた堂安律は、早くもチームメイトから信頼を寄せられている。