シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也(33)はブンデスリーガ開幕節・ケルン戦を終えて、早くも試練を迎えているようだ。8日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。

 吉田麻也は6月30日にサンプドリアを契約満了により退団すると、先月5日にシャルケと1年契約を締結。13日のサレルニターナ戦でデビューすると、その後のプレシーズンマッチでも好パフォーマンスを披露。21日には新加入選手ながらも副キャプテンに就任していた。

 そして先月31日にDFBポカール1回戦・ブレーマーSV(ドイツ5部)戦ではフル出場し、無失点での勝利に大きく貢献。しかし、今月7日のケルン戦では味方選手の退場もあり3失点。ブンデスリーガ開幕戦で黒星スタートとなっている。

 『ビルト』は「シャルケにレッドアラート」という見出しをうち、ケルン戦におけるチーム全体のパフォーマンスを酷評。「早い時間帯におけるドレクスラーの一発退場は、決してすべてを弁解するものではない」と、MFドミニク・ドレクスラー(32)の退場以外にも敗因があると主張している。

 そして吉田麻也とDFマルチン・カミンスキ(30)のセンターバックコンビに対して「彼らはあまりにもスローペースだ。ブンデスリーガでのタイトさを維持するためには、すぐにペースを上げることが必要だ。両者とも時速31.79kmを超えることはなかった」と問題点を指摘している。

 シャルケは13日、日本代表DF板倉滉(25)所属のボルシア・メンヒェングラートバッハと対戦する。日本人対決が期待される中、吉田麻也が早くもブンデスリーガの壁に直面している。