シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表FW林大地(25)が14日、強豪アンデルレヒトとの一戦を前にチームの戦いぶりに手応えをつかんでいるようだ。13日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。

 STVVは今年2月に元日本代表MF香川真司(33)がデビューして以降、リーグ戦で6勝5分と無敗を維持。今季は開幕から3試合つづけて引き分けているが、FW原大智(23)やFWジョアン・クラウス(25)らの退団もあり得点力不足が懸念材料として指摘されている。

 また林大地は昨季途中から前線2トップの一角でレギュラーに定着。今季開幕から2試合つづけてゴールをあげると、今月7日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第3節・KVコルトレイク戦でも先発出場。日本代表DF渡辺剛(25)とマッチアップする中で何度もチャンスを演出したがゴールネットを揺らせず、84分に途中交代となっていた。

 そんな林大地は第4節・アンデルレヒト戦を前に、『Het Belang van Limburg』のインタビューに対応。チームの現状を問われると「僕たちは長い間、負けていません。つまりアンデルレヒトでさえも、僕たちを倒すのは簡単ではないということです。我慢強く自分たちのシステムややり方でプレーすれば、おのずと勝利はついてきます」と自信をのぞかせている。

 また『Het Belang van Limburg』も林大地について「彼は調子がいい。今シーズンここまですでに2度ゴールを決めている。昨シーズン、この日本人アタッカーはジュピラー・プロ・リーグで7ゴールをあげた」と綴るなど、高く評価している。