日本サッカー協会(JFA)は15日、今月下旬にドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーを公式発表。シント=トロイデンVV(STVV)所属選手からはGKシュミット・ダニエル(30)のみ選出された。それでもSTVVのベルント・ホラーバッハ監督は、MF香川真司(33)やFW岡崎慎司(36)らにFIFAワールドカップ・カタール大会日本代表メンバー入りのチャンスがあると考えているようだ。16日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。
STVV所属の日本人選手では、シュミット・ダニエルがカタールW杯アジア最終予選で10試合中4試合ベンチ入りしたほか、今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でプレーしている。
一方でロシアW杯出場経験をもつ香川真司や岡崎慎司、それに東京五輪でプレーしたFW林大地(25)やDF橋岡大樹(23)は最終予選での出場がなく、キリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でも招集されなかった。
そんな中、ホラーバッハ監督は16日の記者会見で日本代表から落選した4選手について言及。「自分のクラブで一生懸命頑張って、良い結果を残し続けることが必要だ。次の代表招集にむけてしっかり準備をしなければならない。まだ色々なことが起こる可能性がある。怪我だけしないでほしい」とエールを送っている。
なお林大地は先月14日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第4節・アンデルレヒト戦で負傷退場。左足首の靭帯損傷により数週間の離脱が見込まれていたが、2週間後の先月27日に復帰していた。
しかし今週になって再び左足首を痛めており、17日の第9節・SVズルテ・ワレヘム戦の欠場が濃厚となっている。またベルギーメディア『VOETBAL』は同選手の状態について「トップコンディションに戻るまで数週間を要する」と見解を述べていることから、カタールW杯出場が厳しいものとみられる。