シント=トロイデンVV(STVV)所属のMF香川真司(33)とFW岡崎慎司(36)はFIFAワールドカップ・カタール大会開幕まで2カ月を切る中、今月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合でメンバー外に。ベルギーメディア『VOETBAL』が香川真司や岡崎慎司などSTVV所属4選手のカタールW杯出場の可能性を占っている。
STVV所属の日本人選手では、GKシュミット・ダニエル(30)がカタールW杯アジア最終予選で10試合中4試合ベンチ入りしたほか、今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でもプレーしている。
ただロシアW杯出場経験をもつ香川真司や岡崎慎司、それに東京五輪でプレーしたFW林大地(25)やDF橋岡大樹(23)は、最終予選やキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でピッチに立っていない。
そんな中『VOETBAL』は「日本代表にはSTVVの要素がかなり含まれている」という見出しをうち、アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)、アーセナル所属DF冨安健洋(23)、VfBシュツットガルト所属MF遠藤航(29)と元STVV所属選手の活躍ぶりを紹介している。
また23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦で清水エスパルス所属GK権田修一(33)の負傷によりシュミット・ダニエルが途中出場したことに触れた上で「STVVの正守護神であるシュミット・ダニエルには、カタールW杯出場の可能性が十分にある」と言及。同選手のカタールW杯日本代表選出を予想している。
さらに『VOETBAL』は「シュミット・ダニエル以外のSTVV所属選手(橋岡大樹、岡崎慎司、香川真司、林大地)も、カタールW杯日本代表選出を望んでいる。しかし、そのためには他の選手の怪我に頼らなければならない上に、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で良い成績を収めなければならない」と主張。4選手についてW杯出場の可能性が極めて低いと見解を示した。
なお香川真司と岡崎慎司はキリンチャレンジカップ・アメリカ戦開催日である23日に、STVVの練習試合で揃ってゴールをマーク。リーグ戦再開にむけて好調ぶりをアピールしている。