ブンデスリーガ2部のハノーファーに所属する日本代表DF室屋成が欧州挑戦3年目で初ゴールを記録。超絶弾丸ダイレクトボレーでチームの勝利に貢献した。

■ついに初ゴール

 室屋がついにハノーファー加入後初ゴールを記録した。ブンデス2部第5節、マグデブルク対ハノーファーが現地時間8月19日に行われ、アウェイのハノーファーが4−0の勝利を収めた。この試合の3点目を決めたのが室屋である。

 ハーノーファーでは室屋が先発、マグデブルクでも伊藤達哉が先発入りとなった。先制点が決まったのは14分、ペナルティエリア内でマグデブルクDFシラス・グナカからボールを奪ったニコロ・トレソルディのボールが転がり最後はマクシミリアン・バイエルが押し込んでゴールネットを揺らした。

 前半終了間際の44分に追加点を奪い、ハノーファーは2点リードで前半を折り返す。すると56分、待望の瞬間が訪れる。ホーバル・ニールセンが左サイドをドリブルで駆け上がると、ペナルティエリア左からクロスを供給。ファーサイドに走り込んできた室屋はダイレクトボレー。強烈なボールがゴールに突き刺さった。その後、1点を追加したハノーファーは4−0で勝利。室屋はフル出場、伊藤は64分に途中交代となっている。

 スピードに乗った超絶弾丸ボレーは、は2020年8月からハノーファーでプレーしている室屋にとって欧州初ゴール。このゴールにツイッター上では「ゴラッソ」や「すげぇ」、「室屋素晴らしいー」などの大反響となっている。

■身体がゴツくなった?

 室屋のゴールに注目が集まる一方、ツイッター上で「なんか身体ゴツくてぱっと見分からなかった」など、少しパンプアップした様子の室屋についてのコメントもあがっている。確かに動画を見ると、室屋の身体は筋肉がつきひと回り大きくなったように見える。

 室屋は今季公式戦ここまで5試合に出場。今回のゴールを含めて1得点2アシストを記録。ブンデス2部開幕戦では出番なしに終わり、第2節のザンクトパウリ戦は途中出場だった。しかし、第3節以降はフル出場が続いている。日本代表では酒井宏樹、山根視来と強力なライバルがいるが、室屋はワールドカップ出場を掴み取ることができるだろうか。