サークル・ブルッヘ所属の日本代表FW上田綺世(23)は20日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第5節・KRCヘンク戦でフル出場も無得点に終わっている。新天地で苦戦している同選手に対して、FIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー外を危惧する声がSNSで上がっている。

 上田綺世は先月1日、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。練習試合でゴールをマークするなど結果を残したが、先月24日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)開幕節・ウェステルロー戦では、本職ではないトップ下で先発出場。その後も3試合つづけてピッチに立ったが、ゴールを決められなかった。

 そしてKRCヘンク戦では前節につづいて「4-2-3-1」の前線1トップで先発出場。後半キックオフからは途中出場のトーゴ代表FWケビン・デンキー(21)と2トップを組んでいたが、味方からほとんどパスをもらえず移籍後初ゴールはお預けとなった。

 KRCヘンク戦における上田綺世のパフォーマンスには、日本のサッカーファンから「全然パス来ない」、「チームメイトから信用されていない」、「オフザボールの動きはいいけど…」という声が上がっている。

 また今季開幕から結果を残せていない状況に対して「ゴール決めないと一生ボール回ってこなさそう」、「上田綺世の才能が削がれている」、「移籍するクラブ失敗したな」というコメントが寄せられているほか、「このままだとW杯招集はないな」、「W杯は厳しいかも…」とカタールW杯での代表メンバーから外れるという予想も見られている。

 なお上田綺世は、カタールW杯アジア最終予選で10試合中2試合に出場。今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では全4試合中1試合でプレーしていた。