レアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが敵地でスタンディングオベーションを浴びた。

■圧巻ミドルとカウンター弾お膳立て

 モドリッチは8月20日に行われたラ・リーガ第2節のセルタ戦に先発出場。チームは14分にカリム・ベンゼマのPKで先制に成功するも、22分にミリトンがペナルティエリア内でハンドを取られてしまい、今度は相手にPKを献上。これを決められてしまい、1-1に追いつかれた。

 その後スコアは動かず1-1でハーフタイムに突入するかに思われたが、モドリッチが魅せる。

 41分、敵陣左ハーフスペースで受けると、ペナルティアーク手前まで持ち運んで右足一閃。相手GKが一歩も動けないほどのミドルシュートはゴール右上へと突き刺さり、再びリードをもたらした。

 迎えた後半、56分にまたしてもモドリッチが躍動した。

 モドリッチは自陣でボールを持って顔を上げると、前線に走り出したヴィニシウス・ジュニオールを認知。ブラジル代表FWへ向かって約30mのスルーパスを送る。これをピタッと収めたヴィニシウスはスピードに乗って独走し、最後は相手GKを冷静にかわしてゴールへと流し込んだ。

 その後チームは66分にフェデリコ・バルベルデの得点で4-1に突き放すと、77分にモドリッチはダニ・セバージョスと交代するためタッチライン際へ。

すると、この日大活躍だったマドリードの背番号10に対して、セルタのサポーターたちがスタンディングオベーション。敵ながら見事なプレーを見せたモドリッチに惜しみない拍手を送った。

■SNSでも大きな反響

 モドリッチへのスタンディングオベーションを『ESPN』のツイッターが紹介すると、ファンからは多くのコメントが寄せられた。

「それ(スタンディングオベーション)に値する。ジダンやイニエスタと同じレベルだ」
「モドリッチほんとに圧倒的だった」
「レジェンドだ」

 来月には37歳を迎えるモドリッチは、今季もマドリードを支える不動の中盤として活躍が期待される。