ASモナコ所属の日本代表FW南野拓実(27)は20日、リーグアン第3節・RCランス戦で先発出場したが低調なパフォーマンスに終始。フランスメディアが辛辣評価を与える中、オランダメディア『Sportnieuws』が同選手を揶揄した。
南野拓実は今年6月にリバプールからモナコへ完全移籍したが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦・PSV戦の2試合で低調なパフォーマンスに終始。2ndレグでは、フランス紙『レキップ』から10点満点中2点とチーム内ワーストの評価を与えられていた。
そんな南野拓実は14日のリーグアン第2節・レンヌ戦で出番がなかったものの、RCランス戦では加入後初めて左サイドハーフで先発出場。リーグアンでのデビューを果たしたが、ほとんど見せ場を作れず55分で途中交代に。チームも1-4と大敗を喫した。
試合後、フランスメディア『TV5MONDE』は「消えていたミナミノ」と南野拓実を酷評。同選手以外の新加入選手に対しても厳しい評価を下している。
その中、『Sportnieuws』は「彼らはまだ起きていないのか!?モナコの選手たちが一斉にピッチへボールを投げ入れる」と見出しをうち、前半キックオフ直後の南野拓実とブラジル人DFカイオ・エンリケ(25)のプレーに注目。
「キックオフ直後、カイオ・エンリケとミナミノのコンビネーションでボールがラインを割った後、2人とも同じことをした。ボールボーイに素早くボールを返すように指示し、スローインで攻撃を継続させた」
「主審は笛を吹くので精一杯だった。モナコに多くの驚きの声が上がった後、明らかに試合状況が吹っ飛ぶ結果となった」と状況を説明している。
モナコ移籍後、本来のパフォーマンスを発揮できていない南野拓実。今月末にパリ・サンジェルマンとの直接対決を控える中、早くも正念場を迎えている。