今年11月から12月にかけて開催される2022年FIFAワールドカップ・カタール大会の開幕戦は、当初の予定より1日早められることになるのかもしれない。英紙『ミラー』など複数メディアが伝えている。
カタールの酷暑を避けるため、慣例となっている夏季ではなく秋から冬にかけての開催となる今回のワールドカップ。大会は11月21日に開幕し、12月18日に決勝が行われる予定となっている。
開幕日の11月21日に開催が予定されているのはグループAとグループBの全4試合。現地時間13時キックオフのセネガル代表対オランダ代表戦が大会全体の開幕戦となる。
だが報道によれば、国際サッカー連盟(FIFA)は11月21日19時に予定されるカタール代表対エクアドル代表戦を20日に前倒しすることを検討しているという。開催国のカタールから、開幕戦を戦いたいという要請を受けたことがその理由だとされている。
かつては前回大会の優勝国が開幕戦を戦うのが通例となっていたワールドカップだが、優勝国の予選免除が廃止された2006年大会以降は変更。ドイツ大会、南アフリカ大会、ブラジル大会、ロシア大会ではそれぞれ開催国の代表チームが開幕戦を戦ってきた。
開幕の前倒しは現時点では正式決定されていないが、FIFAにより可決される可能性は高いと見込まれている。大会3ヶ月前の開催日程変更という異例の決定が下されることになりそうだ。