横浜F・マリノスは29日、FW宮市亮が右ひざ前十字じん帯断裂と診断されたことを発表した。

 宮市はサッカー日本代表の一員として27日に行われたEAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会の韓国代表戦に59分から途中出場。しかし、76分に相手選手と交錯して右ひざを痛めてプレー続行不可能となり交代を余儀なくされていた。

 その後は表彰式にも参加できず。改めて検査をした結果、右ひざ前十字じん帯断裂と診断された。手術は近日中に行われる予定。

 これまで度重なる怪我に泣かされてきた宮市は、昨季途中からマリノスに加入してJリーグデビュー。今季のJ1リーグ戦では15試合に出場して3得点3アシストを記録し、約10年ぶりに日本代表復帰を果たした。

 E-1サッカー選手権でも爆発的なスピードを活かした突破で存在感を発揮していたところでの負傷。右ひざの前十字じん帯断裂は、宮市にとって5年ぶり2度目となる。損傷も含めれば、同箇所に3度の大怪我を負ってしまったことになる。

 全治までの期間は発表されていないが、今季中の復帰は絶望的だろう。幾度となく大怪我を乗り越えてきた宮市が、不屈の精神で再び完全復活を果たす日がくることを祈るばかりだ。