■8月27日/ベルギー1部第6節  セルクル・ブリュージュ 1ー1 ワーレゲム

 8月27日、ベルギー1部の4試合が各地で行われ、サッカー日本代表・上田綺世が所属するセルクル・ブリュージュはホームにワーレゲムを迎えて対戦した。

 上田綺世がベルギーでの出場6試合目でついに決めた。その“起点”は、セルクル・ブリュージュが左サイドで得たスローインだ。

 前半11分、左サイド深くからロングスローがゴール前に送り込まれる。トーゴ代表FWケビン・デンキーは、ペナルティエリア内で相手DFに体を寄せられながらもこの落下点に入る。そして右足で、上田に優しく落とす。この動きに合わせてさらにゴール方向に走った上田は、ダイレクトで右足シュート。相手GKの右側を冷静に突いたコントロールショットで、見事にゴールネットを揺らしたのだ。

 ロングスローから上田がゴールネットを揺らすまで、わずか4秒。それまでの5試合でリーグ戦の得点数がわずか「2」と苦しんでいたチームに、貴重な先制点をもたらした。

 前半16分にワーレゲムに同点弾を許してしまうものの、試合自体はそのままスコアが動かず引き分け。勝点1を手にすることができた。1勝2分3敗と負け越しているチームにとって、大きな積み上げとなる。

■7月1日に完全移籍してから初ゴール

 上田のベルギー移籍後初ゴールには、以下のようなコメントが挙げられていた。
「相変わらず上田綺世っぽいコンパクトな振りなのに突き刺さるようなゴール」
「ズドンだけじゃなくてこういうゴールもある上田綺世!!最高!」
「おめでとう!もっと獲れる!笑」
「綺世やっときた ここから波に乗っていけばいい」
「うっま!」

 7月1日に鹿島アントラーズからの完全移籍が発表されて以降、日本人ファンが待ちに待った初ゴール。Jリーグで見せつけたゴール量産体制に入ることが期待される。