サークル・ブルッヘ所属の日本代表FW上田綺世(24)は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に参戦。今月6日のクロアチア戦黒星によりベスト16で大会を後にしたが、サークル・ブルッヘ再合流直後の練習試合で早速結果を残している。
上田綺世は先月12日、カタールW杯開幕前最後のベルギー1部リーグ戦で決勝ゴールをマーク。元日本代表FW岡崎慎司(36)ら擁するシント=トロイデンVV(STVV)相手に本来のパフォーマンスを発揮すると、17日の強化試合・カナダ戦でも後半キックオフからピッチに立っていた。
しかしカタールW杯本大会ではFW浅野拓磨(VfLボーフム)やFW前田大然(セルティック)が活躍する中、1試合の出場で終了。先月27日のコスタリカ戦で先発出場したが、ハーフタイムでの途中交代となっていた。
やや不完全燃焼で大会を終えた上田綺世だが、今週末にサークル・ブルッヘへ再合流。10日のKVコルトレイクとの45分×2本、30分×1本形式による練習試合で90分間終了後から途中出場。2-2で迎えた108分、左サイドでパスを受けるとターンで相手選手を剥がしドリブルでペナルティエリアに侵入。そのまま右足を振りぬくと、シュートはゴールマウス右隅に突き刺さった。
またサークル・ブルッヘはこの上田綺世のゴールにより3-2で勝利。今月21日のベルギー国内カップ戦ラウンド16や24日のリーグ戦再開にむけて弾みをつけている。
なお上田綺世は、10月15日のオイペン戦から先月5日のOHルーヴェン戦までの6試合で5得点。前線2トップの一角でレギュラーに定着する中、ゴール量産体制に入っている。カタールW杯では本来のパフォーマンスを発揮できなかったが、ベルギー1部リーグでの2桁ゴールに期待がかかる。