■9月1日/プレミアリーグ第5節 マンチェスター・ユナイテッド 1ー0 レスター

 現地時間の9月1日、プレミアリーグ第5節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームにレスターを迎えて対戦した

 この試合に、去就が騒がれているポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドがベンチ入り。この日が移籍市場の最終日だったため、これが事実上の“マンU残留宣言”となった。チームは前半23分に先制し、1点リードで迎えた後半23分、ロナウドが途中交代でピッチに立った。ロナウドに得点はなかったものの、前半の1得点を守りきってマンチェスターUが勝利した。

 ロナウドの残留を後押ししたとされるのが、クラブの大補強だった。しかも、その中にかつてレアル・マドリードでチームメイトだったブラジル代表MFカゼミロがいた。レアルで不動の主軸だったカゼミロを獲得したことで、ロナウドの気持ちに変化をもたらしたともされる。

 そのカゼミロは、レスター戦に後半14分から出場。ロナウドとともに22分間プレーした。そして試合後のピッチでは、2人が固く握手して白星を喜んだ。Cロナウドはその瞬間を公式インスタグラムに投稿。「素晴らしい勝利!」のテキストとともに、盟友のコンビ復活を、そして、勝利をかみしめた。

■コメント欄が青と黄色で占拠!

 しかし、Cロナウドのインスタグラムはある投稿で“占拠”されていた。なんと、「フェネルバフチェに来て」「フェネルバフチェに!」といったコメントが多く並び、それと同時に青と黄色のハートばかりが目立つものとなっていた。青と黄色は、フェネルバフチェのクラブカラーだ。

 というのも、移籍期間終了直前に、ロナウドがトルコの強豪クラブに移籍するのでは、との噂が現地で流れるようになっており、それを望むフェネルバフチェサポーターが大量の書き込みをしたとみられる。結局ロナウドはマンチェスターUに残留しているが、それでもフェネルバフチェへの勧誘コメントが止まらず、次の移籍期間に臨みを託したものと思われる。

 マンチェスターUはレスター戦の勝利で今季3勝目を挙げた。開幕2連敗を喫したものの、ロナウドの残留、そしてカゼミロの出場機会増加と、チームにとってのプラス材料は増えている。ロナウドの去就は1月の移籍期間に持ち越したとの現地報道もあるが、11月にはカタールワールドカップを控えており、その行方に注目が集まりそうだ。