9月1日、バルセロナは公式インスタグラムを更新。元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンへの惜別動画を公開した。
イングランド・プレミアリーグの移籍期間の最終日である9月1日、同FWがバルセロナからチェルシーに完全移籍したと両クラブが発表。地元メディアによると、移籍金は日本円で16億円以上とされ、契約期間は2年間。背番号は「9」だという。
今年2月にプレミアリーグのアーセナルから移籍してきたばかりで、2025年6月30日までの3年半の契約を結んでいたが、わずか半年でスペインを去ることとなった。バルセロナでは移籍後初先発の試合でハットトリックを決めるなどしたが、今夏、バイエルンからポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが加入したことで、オーバメヤンの出場機会は激減。ここまで出場機会は1試合にとどまるなど、チームの構想から外れる形となっていた。
とはいえ、短い期間で11ゴールを記録するなどチームに貢献しただけに、バルセロナとしても快く送り出そうとしたようだ。公開された動画は、オーバメヤンがバルセロナ加入発表時にピッチの上で見せたリフティングから始まる。バルセロナのユニフォームに袖を通した韋駄天FWは、カメラの前で笑顔を見せている。
■ドルトムントでは師弟関係が再び!
他に、オーバメヤンはシャビ監督と話している様子、チームメイトと笑顔でコミュニケーションを取ったり、トレーニングに励んだり、あるいはゴールシーンやゴールパフォーマンスなど、この半年間の軌跡が凝縮されたものとなっている。
クラブはこの動画に「たくさんの思い出をありがとう」とメッセージを添えている。ファン・サポーターからは、「オーバメヤン、愛してる」「本当に悲しい。バルサのためにたくさん貢献してくれた」「彼を連れ戻して」などの惜別と悲痛の声が挙がった。
チェルシーでは、ブンデスリーガのボルシア・ドルトムント時代に指導を受けたトーマス・トゥヘル監督と再び師弟関係を築くだけに、躍進が期待できそうだ。