日本代表FW南野拓実(27)は今年6月、リバプールからASモナコへ完全移籍。リバプールが今季のプレミアリーグで出遅れる中、リバプールのユルゲン・クロップ監督は同選手放出という決断を後悔しているかもしれない。
南野拓実はリバプール在籍時の昨季、プレミアリーグでわずか1試合の先発出場と出番が限られていた。しかしFAカップやカラバオカップ(EFLカップ)で活躍すると、昨季の通算出場時間1000分に対して10ゴールと結果を残していた。
ただ同選手が出場機会の確保を望んでいたこともあり、リバプールは退団を容認。リーズ・ユナイテッド、サウサンプトンなど複数クラブが関心を寄せる中、今年6月に移籍金1550万ポンド(約26億円)でASモナコへ完全移籍していた。
一方でリバプールは今季プレミアリーグ開幕節でフラム相手に引き分けるなど、スタートダッシュに失敗。今月3日の第6節・エバートン戦で0-0の引き分けに終わり、首位アーセナルから6ポイント差の7位に低迷している。
その中、かつてトッテナム・ホットスパーでプレーしていたポール・ロビンソン氏が英メディア『フットボール・インサイダー』のインタビューに対応。
リバプール低迷の要因について聞かれると「リバプールは負傷者をたくさん抱えている。もしクロップ監督がシーズン開幕時に負傷者の多さを知っていたら、南野拓実やディボック・オリジの放出を再考しただろう。彼はそのことを少し後悔しているかもしれない」
「ただ個人的には、サディオ・マネの放出が痛かった。たしかに、リバプールがこれまで獲得してきた選手にはクオリティがあるが、マネのようなレベルにはない。ディオゴ・ジョッタなんか復帰前まで、ベンチで少し糸を引くような状態だった。今思えば、クロップ監督はオリジと南野拓実を去らせなかったと思う」と語っている。
なお南野拓実はASモナコ移籍後、主にサイドで起用されていることもあり低調なパフォーマンスに終始。すでに現地メディアから3度もチーム内最低評価を受けると、今月4日のリーグアン第6節・ニース戦では出番がなかった。