ストラスブール所属の日本代表GK川島永嗣(39)は、今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会控える中、今週なかばのトレーニングで負傷したようだ。7日、フランスメディア『ALSA Sports』が伝えている。

 川島永嗣は2018年8月にストラスブールへ加入。当初は第3GKという厳しい立場に置かれていたが、2020/21シーズンに正守護神とバックアッパー1番手の負傷離脱もあり出場機会を確保。チームをリーグアン(フランス1部)残留に導き、2年間の契約延長を勝ち取っていた。

 そして昨季はベルギー代表GKマッツ・セルス(30)のバックアッパーとして公式戦ほぼ全試合でメンバー入り。今季もリーグアン開幕戦をのぞいた全試合でベンチ入りしているが、まだピッチには立っていない。

 一方、カタールW杯アジア最終予選では1試合の出場にとどまったものの、今年6月のキリンカップサッカー2022・ガーナ戦でフル出場。精神的支柱としての役割を果たしており、W杯本大会でのメンバー入りが予想されている。

 しかし『ALSA Sports』の報道によると、同選手は今月6日のトレーニングで左肩を強打して途中でグラウンドを引きあげたとのこと。怪我の程度については、7日の時点で明らかになっていないという。

 なお日本代表は、今月下旬にドイツ国内で強化試合を実施。23日にアメリカ代表と対戦するほか、27日にはエクアドル代表との一戦を控えている。

 川島永嗣は2010年の南アフリカW杯から3大会つづけて正守護神としてプレーしている。大舞台での経験が豊富で日本代表にとって貴重な存在であるだけに、今回の怪我による影響が心配される。