シント=トロイデンVV(STVV)所属の日本代表GKシュミット・ダニエル(30)が、近い将来に移籍する可能性があることを明かした。7日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。

 シュミット・ダニエルは2019年7月、明治安田生命J1リーグのベガルタ仙台からSTVVへ完全移籍。海外挑戦1年目から正守護神に定着すると、昨年8月にSTVVと契約延長。今季もここまでリーグ戦全試合でフル出場するなど、元日本代表MF香川真司(33)らとともに中心選手としてチームを支えている。

 そんなシュミット・ダニエルは、『Het Belang van Limburg』のインタビューに対応。移籍の可能性について聞かれると「難しい質問ですね。プレミアリーグへの移籍を夢見ていることはもやは秘密ではありません」

 「30歳になりましたし、STVVで素晴らしい時間を過ごしてきました。そろそろ一歩を踏み出すときが来たかなと思います」と、STVV退団の可能性を示唆。

 ただ一方で「残念ながら、まだどのクラブからも連絡が来ていません。もっと自分を売り込む術を身につけなければいけないですね」と、他クラブから関心を寄せられていない現状を告白。

 「僕にとって、STVVはとても身近なクラブです。STVVでいいプレーをして、FIFAワールドカップ・カタール大会で日本代表に選ばれたいですね」と、カタールW杯にむけての意気込みも語った。

 同選手は今年3月にも『Het Belang van Limburg』のインタビューで「他の多くの選手と同じように、僕もヨーロッパで最大のコンペティションであるプレミアリーグでプレーすることを強く望んでいます」

 「でも毎週シントトロイデンのためにプレーできることはとても幸せですよ。僕にヨーロッパでプレーする機会を与えてくれたクラブですしね」とステップアップ移籍への思いを語っていた。カタールW杯でのプレーをへて、他クラブからの評価を高めることはできるのだろうか。