ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(9月7日放送)において、長友佑都が日本代表内のライバルについて率直な胸の内を語った。

【映像】長友、ライバルについて

長友といえば、日本代表の“超ポジティブムードメイカー”で、カタール ワールドカップ最終予選・中国戦でのパフォーマンスを批判されたあとも「たくさんの批判をいただいて、みなさんの批判が僕の心に火をつけてくれた。改めて批判というのは自分にとってガソリンなので、必要なものなんだなと感じましたね」と、前向きな発言をして、その後の試合では、厳しい批判を見返すようなプレーを披露した。

どのような苦境でも前を向く強靭なメンタルはどこで培われたのか。長友はそのルーツとして「インテルにいたころキャプテンのサネッティという選手がいたんです」と、元アルゼンチン代表の名選手、ハビエル・サネッティの名前を挙げた。

サネッティはインテルに19年在籍し、セリエAの5連覇に貢献した伝説的キャプテンで、現在はインテルの副会長を務め、当時の背番号4は永久欠番となっている。長友は「本当にレジェンドでスゴイプレイヤーで、その選手からはすごく選手としても1人の人としても学ぶことが多かったかなと思います」とリスペクトを贈った。

そして「よく言っていたんです。人はいいときはいいんだけど、苦しいときにネガティブになりがち。『だから佑都、すべてはここ(頭)だぞ』と。どんなときも頭をポジティブに、思考を巡らせろ。強い気持ちで前を向くことが大事だということは常に言ってました」と、サネッティからの言葉を噛みしめるように語った。

また、インタビュアーの「奥さん(平愛梨)に相談することはある?」という質問には「相談しますね。あの……妻のほうがメンタル強いので。バケモノクラスなので」と応じ、笑いを誘っていた。