バイエルン・ミュンヘンに所属する19歳のドイツ代表MFジャマル・ムシアラがシュトゥットガルト戦で決めた勝ち越し弾が話題となっている。
■スーパーゴール
ブンデスリーガ第6節、バイエルン対シュトゥットガルトが現地時間9月10日に行われた。試合は2−2のドローとなっている。バイエルンではムシアラやトーマス・ミュラー、セルジュ・ニャブリなどがスタメンに起用された。一方、シュトゥットガルトは日本代表MF遠藤航や伊藤洋輝らがスタメンに名を連ねた。
先制点が決まったのは前半36分。バイエルンのアルフォンソ・デイビスがペナルティエリア左からマイナスのパスを供給すると、マティス・テルがダイレクトでゴールネットを揺らしたのだ。
しかし、シュトゥットガルトが相手のミスを見逃さず同点とする。後半12分、クリス・ヒューリッヒにゴールを決めたのだ。
しかし60分、バイエルンがゴールを決めて勝ち越しに成功する。レオン・ゴレツカからのパスを受けたノゼア・マズラウィがエリア内に横パスを送ると、これを受けたムシアラは巧みなボールタッチから最後は左足を振り抜いてゴール左に決めた。
ムシアラのスーパーゴールで勝ち越しとなったバイエルンだったが、アディショナルタイムにPKで痛恨の失点。結局、試合は2−2のドローに終わってしまった。
■将来のスター候補
バイエルンとしては悔しい結果となったが、ムシアラのスーパーゴールが話題になっている。19歳とは思えぬ落ち着きとテクニックで相手を翻弄し、最後は冷静にシュート。このゴールを米メディア『ESPN』の公式ツイッターが投稿すると、「バケモン。ドリブルスキル、決定力に加えて状況を察知するスキルまで付けてきやがった」や「将来のスーパースターだ」などの声が上がっている。
現在19歳のムシアラは2020年6月にブンデスリーガデビュー。2021年3月にバイエルンと正式にプロ契約を果たした。世代別のイングランド代表とドイツ代表を経験した同選手は2021年2月に正式にドイツ代表を目指すことを決めた。
今季のムシアラは絶好調で、今季ここまで公式戦8試合に出場6得点2アシストを記録している。19歳の逸材MFの今後の活躍に目が離せない。