15日に発表されるようだ

9月に開催されるUEFAネーションズリーグ、イタリア戦、ドイツ戦に臨むイングランド代表。メンバー発表は木曜の15日に予定されており、誰が選ばれるか。

ここでのメンバーはそのままワールドカップ・カタール大会でも選ばれる可能性は高い。怪我でのアクシデントなど何かあるかもしれないが、彼らが主力となってスリーライオンズは戦うことになるだろう。

英『The Athletic』では選ばれることになる26名を予想している。まずはGKだ。怪我で離脱中のジョーダン・ピックフォードが外れ、アーロン・ラムズデール、ニック・ポープ、ディーン・ヘンダーソンの名前が挙げられている。おおよそ外れることのない予想であり、問題は誰が1番手になるかだ。3選手共にプレミアリーグのクラブで継続してプレイしており、試合感は問題ない。ビルドアップであればラムズデールだが、セービングを重視すればポープやヘンダーソンであり、ガレス・サウスゲイト監督はどれを重要視するか。

CBはマンチェスター・ユナイテッドで出番を失っているハリー・マグワイアを落選させ、ジョン・ストーンズ、エリック・ダイアー、マーク・グエーイ、ベン・ホワイト、フィカヨ・トモリがリストに入っている。3バックの中央であればダイアーも代表クラスの実力者であり、頼りになる。グエーイ、トモリのような若手も育っており、マグワイアが抜けても損失は少ないだろう。

SBではこれまたユナイテッドのルーク・ショーの名前がなく、トッテナムのライアン・セセニョンがいる。ショーはタイレル・マラシアにポジションを奪われており、セセニョンはスパーズで今季5試合に出場している。アントニオ・コンテに認められており、昨季の後半戦から伸びてきた。

中盤で議論されているのはデクラン・ライスの相方だ。[4-2-3-1]を基本システムとする場合、ライスのパートナーは見つかっておらず、同紙ではジュード・ベリンガム、カルヴィン・フィリップス、ジェイムズ・ウォード・プラウズの3人で意見が分かれている。EURO2020ではフィリップスが相方を務めていたが、マンチェスター・シティ移籍後出場機会が確保されていない点を根拠にベリンガムを試すべきとの声が多い。

攻撃的な中盤ではクリスタル・パレスのエベレチ・エゼやレスター・シティのハーヴェイ・バーンズがリストにいる。とくにエゼは興味深い選択肢であり、パトリック・ヴィエラ率いるパレスの重要人物だ。昨季は怪我に悩まされたが、今季は開幕から全試合ピッチに立っており、ゲームに絡んでいる。

FWではイヴァン・トニーとマーカス・ラッシュフォードが候補に入っている。トニーは昨季から存在感を示しており、ラッシュフォードはエリック・テン・ハーグが来てからだ。トニーはハリー・ケインのような万能性を持つストライカーであり、彼の控えとしてカタールに連れていきたい。

ラッシュフォードはジェイドン・サンチョと共に代表に呼び出されることになるといった報道もあり、9月でのメンバー入りは濃厚か。両者ともにカウンターで強みを発揮するタイプで、先発、終盤でのジョーカー起用と使い勝手がいい。

ケインやストーンズ、ライス、フィル・フォーデン、メイソン・マウントらコアメンバーと考えられる選手はカタール行きが濃厚だが、そうではない当落線上にいるメンバーはまだ分からない。GKであればピックフォードが戻ってくれば誰かが外れる。9月のアピールが重要であり、メンバー発表に注目だ。