日本代表の森保一監督が9月15日、オンライン会見に出席。同日に発表したドイツ遠征(9月23日vs.アメリカ、27日vs.エクアドル)のメンバー選考について語った。

 いずれもドイツでプレーするなか、直前に負傷した浅野拓磨と板倉滉、コンディション不良が続いている大迫勇也は選外となった。ズバリ11月に迫るカタール・ワールドカップには間に合うのか。森保監督が各々の怪我の状態を踏まえ、見通しを伝えた。

「これからどう回復していくかは、もちろん分からない部分はあるが、見通しでいくとワールドカップ本大会にはしっかり治って、選考対象になる状態だと聞いている。まずは焦らずにしっかり治して、ワールドカップ直前の自チームでの試合で、良いパフォーマンスを見せてもらえるように期待したい」

 また、セルテッィクで躍動し、現地時間14日に行なわれたシャフタール・ドネツク戦(チャンピオンズリーグ・グループステージ第2節)では先制点をもたらした(当初は得点と記録されるも、オウンゴールに訂正された)旗手は、代表復帰を果たした。大学時代から成長を見守ってきた“愛弟子”には、多分に期待を寄せる。
 
「6月の代表活動では招集外だったが、招集して活躍できるだろうという評価はずっとしてきていた。これは旗手だけではなく、やはりその活動の時に選べる人数が決められているし、選べない選手も含めて、ラージグループとして常に見てきているなかには、いるということで理解してもらえれば。私自身は東京オリンピックチームから、彼が大学生の頃から一緒のチーム活動で仕事をさせてきてもらっているが、成長が常にあると見受けられる。

 今回の代表招集に向けても、セルティックでの日頃のパフォーマンス、直近であればUEFAチャンピオンズリーグでレアル・マドリーと戦ったときにも彼はすごく良いパフォーマンスをしていたし、昨日のシャフタールと戦った試合でも彼自身のパフォーマンスは、得点も含めて、良いパフォーマンスを確認できている。彼自身が存在感を発揮して、結果を出してこの招集を掴み取ったと思っている」

 熾烈なサバイバルレースは最終盤を迎えている。9月を制する者が本大会のメンバー入りへぐっと近づく。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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