日本サッカー協会は9月15日、「キリンチャレンジカップ2022」の2試合に臨む日本代表メンバー30名を発表した。森保ジャパンは11月に迫るカタール・ワールドカップ(W杯)に向け、ドイツで23日にアメリカ代表と、27日にエクアドル代表と対戦する。
今年7月に国内組のみの編成でE-1選手権を戦ったメンバーの中からは、W杯最終予選にも選ばれた谷晃生、谷口彰悟、山根視来に加え、相馬勇紀と町野修斗が選ばれた。共に3ゴールを挙げ、大会得点王に輝いたこの2人が、実質E-1からの“生き残り組”と言える。
メンバー発表直後に会見に出席した森保一監督は、「E-1で良いプレーをしてくれていた選手はまだまだいるし、チーム全体で良い戦いをできたと思っている」と前置きしたうえで、相馬と町野をリストアップした理由をこう説明した。
「E-1の前から、E-1、そしてE-1後の自チームでのパフォーマンスを見ていて、彼らがこのA代表のグループに入っていても、しっかりチームとして機能できるというパフォーマンスを確認しながら、今回のメンバーに選んだ。あとは彼らがこのグループに入ったときに、トレーニングの中から、そして試合でプレーするチャンスがあれば、自分ができることを思い切って見せてほしい」
また、前回のロシア・ワールドカップでは全試合に先発し、森保ジャパン発足時から主力を張りながら、近頃は先発を外れる機会が多くなった柴崎岳にも言及。58キャップを数える30歳の経験値に期待を寄せる。
「システム変更や色んな状況での戦いのなかで、彼の持っている経験、パーソナリティも含めて、常に自分のできることを最大限に発揮して、チームに貢献してくれるということを見せてきてくれた。今回の活動においても、経験やプレーの幅を使って、まずは自分のパフォーマンスを100パーセント発揮してほしい。そしてチームが繋がりを持って戦うために彼の良さを発揮してほしいと思っている」
本大会のメンバー発表前ラストの実戦で、輝きを放つのはいったい誰か。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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