日本代表FW南野拓実(27)は、新天地のASモナコで極度の不振に陥っている。そんな南野拓実に対して、現地のサポーターも厳しい視線を送っているようだ。15日、モナコ誌『Monaco Tribune』が伝えている。

 南野拓実は昨季リバプールで出場機会が限られると、今年6月にASモナコへ完全移籍。しかしサイドハーフで先発起用がつづく中で低調なパフォーマンス露呈。再三にわたり現地メディアからチーム内最低評価を与えられている。

 また今月8日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節・レッドスター戦でも57分に途中交代。フランス紙『レキップ』から「ミナミノは自信を失っている」と厳しい評価を受けると、11日のリーグアン(フランス1部)第7節・オリンピック・リヨン戦では出番がなかった。

 その中、『Monaco Tribune』は1992年からASモナコを応援している熱狂的なサポーターへインタビュー。サポーターはモナコの新戦力について感想を問われると「モナコの移籍市場には、全体的に満足している。今までチームにいなかったような選手を獲得したという印象だね」

 「(ブレール・)エンボロは、攻撃に重みをもたらしてくれるよ。改善が必要な若手選手も含めて既存のチームをあまり解体することなく、前進させることができると思う。すべてにおいてバランスがとれていると思うよ」

 「(モハメド・)カマラはピッチ内外で並外れた存在だし、(マラン・)サールも完璧にフィットしている。ミナミノだけチームに溶け込めていないね。かなり気になるよ」とコメント。南野拓実のみに対して不満を抱いていることを明かした。

 なお南野拓実は、今月下旬にドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーに選出。大不振である同選手の代表選出には、日本国内のサッカーファンからも否定的な声が数多く上がっている。