ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(8月10日放送)において、古橋亨梧が、ワールドカップへかける想いを激白。諦めかけたサッカー人生を救った母の言葉を明かした。
2017年、大学を経て当時J2のFC岐阜でプロデビューを果たした古橋。しかし、Jリーグへの壁は高く、一時はサッカーを諦めることも考えたことがあったという。
【映像】もうサッカーは辞めようかな… その時
古橋は「中央大学に行ったときに、プロになるために行ったと思っていたけど、なかなかプロからの声がかからなくてめちゃくちゃ焦っていた。プロになりたい気持ちと、なれないんじゃないかという気持ちと、なんで呼んでもらえないんだろうという気持ちですごくむしゃくしゃしていた」と当時を振り返る。
「正直なかなか決まらなくて、(複数のJクラブを受けて)最後の方に練習参加をさせてもらったときに、ホテルに帰って気分が悪くなってもどしたりした」と告白。両親に「もうサッカーは辞めようかな」と伝えたこともあったという。
そんな苦悩を知った母から「今まで頑張ってきたことが無駄になるけど、それでもいいなら辞めたら」と伝えられた古橋は、「やっぱり最後まで頑張らないとなって思ったし、最後まで頑張ったらFC岐阜さんに声をかけていただいたのでよかった」と語る。友人からも「お前は絶対に(サッカー選手に)なれるから諦めるな」と何度も言われたという。
「でも母の言葉が一番響きました。一番近くで見てくれていたので」と古橋はその存在の大きさを実感しつつ「家族だったり友人が助けてくれなかったら今の僕はいないので、本当に周りには感謝しています」と、たくさんの人たちのおかげで、いったんは諦めそうになったサッカーの道が開いたエピソードを明かした。
photo:高橋学 Manabu Takahashi