かつて明治安田生命J1リーグ・FC東京でプレーしていた韓国代表MFナ・サンホ(26)に、FIFAワールドカップ・カタール大会欠場の可能性があるようだ。18日、韓国紙『朝鮮日報』が伝えている。

 ナ・サンホは2019シーズンから2年間にわたりFC東京に在籍。昨年に韓国1部FCソウルへ完全移籍すると、今季はここまでリーグ戦33試合中21試合の先発出場で7ゴール4アシストをマーク。キャプテンとしてチームをけん引している。

 また韓国代表には2018年11月に初めて招集されると、2019年12月にはEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会の全3試合でフル出場。カタールW杯アジア最終予選では10試合中2試合の出場にとどまっていたが、今年6月の強化試合や7月のE-1選手権でアピールに成功。今月下旬に行われる国際親善試合コスタリカ戦、カメルーン戦の代表メンバーに名を連ねていた。

 しかし同選手は18日の韓国1部リーグ第33節・大邱FC戦で後半に相手選手とのコンタクトで左足首を負傷。ピッチで起き上がることができず、担架に乗せられて退場したという。またクラブは19日時点で同選手の怪我について公式発表していないが、足首が外側に大きく曲がっていることから現地では長期離脱の可能性が高いとの見方が広まっている。

 なお韓国代表はカタールW杯グループリーグでウルグアイ代表、ガーナ代表、ポルトガル代表と対戦。11月24日の初戦でウルグアイ代表と激突する。ナ・サンホはキャリア初となるW杯出場へのチャンスをつかんでいただけに、怪我の程度が心配される。