ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)所属の日本代表DF板倉滉(25)は、負傷離脱によりFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表入りが危ぶまれている。そんな板倉滉が先月28日のバイエルン・ミュンヘン戦で見せたずる賢いプレーに注目が集まっている。
板倉滉は今年7月にマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍すると、センターバックのポジションでレギュラーに定着する。そしてブンデスリーガ第4節・バイエルン戦ではセネガル代表FWサディオ・マネ(30)やドイツ代表FWレロイ・サネ(26)らのシュートをブロックするなど、再三にわたり決定機を阻止。昨季ブンデスリーガ王者から勝ち点1をもぎ取った立役者として、サポーターや現地メディアから称賛を浴びていた。
そんな板倉滉はバイエルン戦の前半、マネが絶妙なタイミングで裏のスペースに飛び出そうとした瞬間、マネを倒さない程度に両手で押した上でオフサイドをアピール。マネの左腕がオフサイドポジションに位置していたことから、主審はオフサイドと判定したのだ。
このシーンがツイッターで瞬く間に拡散されると、「ずる賢いなあ」、「その手があったか」、「判断の早さ凄い」、「こういう駆け引きも技術」、「サッカーIQ高いな」といったコメントが殺到。オフサイドトラップをかけられた相手がマネであることになぞらえて「マネできない」というコメントも寄せられている。
また現在負傷離脱ということもあり、「日本代表に早く戻って来てくれ」、「これこそ日本代表に必要なプレー」、「日本人選手でこんなの見たことない」と同選手の早期復帰を望む声も数多く上がっている。
板倉滉は今月12日のトレーニング中に左膝の内側側副靭帯を断裂。手術せず保存治療で経過観察することが決まっているが、カタールW杯中断期間前までの復帰は絶望的であるほか、カタールW杯出場も微妙となっている。