今月末の試合に向けた代表メンバーからは落選した

パリ・サンジェルマンで2シーズン目を迎えている36歳のDFセルヒオ・ラモス。今季はリーグ開幕戦から継続的にプレイし、チームの勝利に貢献しているが、今月末の代表戦に呼ばれることはなかった。
 
長きに渡ってレアル・マドリードの最終ラインを支え続けたS・ラモス。2020-21シーズン限りでレアルとの契約が満了となり、昨夏にフランス王者・PSGへと移籍していた。
 
昨季は負傷などもあり、リーグ戦12試合の出場に留まったS・ラモス。しかし、今季はここまでの8試合全てに出場。チャンピオンズリーグのユヴェントス戦、マッカビ・ハイファ戦ではどちらもスタメンフル出場を果たしている。
 
その一方、スペイン代表指揮官のルイス・エンリケ監督は、25日のスイス戦、28日のポルトガル戦に向けた招集メンバーに彼の名前を加えなかった。スペイン『MUNDODEPORTIVO』によれば、代表に戻ることができるという希望を抱いていたS・ラモスは、この結果に落胆したという。
 
ルイス・エンリケ監督は記者会見で今回の代表メンバー選考についてコメントしており、彼の落選についても言及。スペイン『SPORT』でその内容が明かされている。
 
「選ばれる可能性のあるスペイン人選手に門戸は閉ざされていない。今回呼んだ中でW杯にも参加する選手がどれほどの割合になるのかは分からない。80%? わからないよ」
 
「怪我による1年半のブランクを経て、セルヒオ・ラモスがピッチに戻ることができたというのは素晴らしいニュースだ。彼は今、継続的にプレイしている」
 
「どういうコメントを望まれているはわかるが、私は彼のポジションにおけるベストな選手を呼んだと思う」
 
S・ラモスの実績は疑いようがなく、PSGで今後も継続的にプレイしていればぶっつけ本番でW杯に呼ばれる可能性も十分あるだろう。グループステージでスペイン代表と戦う日本代表選手からしてみれば、彼のような経験豊富なディフェンダーを相手にするのは嫌なはずだ。