各国の代表チームが、ワールドカップに向けて新たなユニフォームを発表して話題に上っているが、不評が止まらないチームもある。サッカーの母国、イングランドである。

 先日発表されたユニフォームには、多くのファンが失望したようだ。ナイキ製のホームユニフォームは、白を基調として肩の部分に青のグラデーションが入っている。襟はなく、シンプルな造りとなっている。

 アウェイユニフォームは赤がベース。ホームとは違い青い襟がついており、「スリーライオンズ」のエンブレムは、やや青みがかかっている。

 とにかく評判が悪いのがホームユニフォームだ。イングランド代表のツイッター公式アカウントで、「誇りを込めて着る」とつづりつつ、両方のユニフォームの写真を載せた投稿には、ファンの怒りと嘆きが書き連ねられている。

「ナイキ、これがおたくのベスト?」
「ホームユニは最悪」
「他の国が出したのを見ると戸惑うばかり」
「ホームユニは絶対的にひどい・アウェイユニは少しレトロっぽく見える」

 手の込んだ映像も添えた「今こそ団結の時」と題した投稿もされているのだが、炎上は止まらない。ホームユニフォームだけの投稿、アウェイユニフォームバージョン、さらにユニフォームの細部をクローズアップした写真など、次々投稿されていくのだが、鎮火の様子は見られない。

■「パワポのプレゼン資料」

「肩の部分は僕が2007年にパワーポイントでつくったプレゼン資料みたい」
「頼むよ、絶対に誰も気に入らない」
「相当長いこと見てきた中でも最悪のユニ。国中をがっかりさせてくれたね」
「肩部分と袖のひどいコンボ」
「ホームキットは、過去40年間で見た中で最悪。外国の市場で 5 ドルで手に入るとんでもないレプリカみたい。恥ずかしい」

 115ポンド(約1万8800円)という値段も、大いに評価を下げているようだ。

 前回大会では延長戦の末に敗れたものの、久々に準決勝まで勝ち進んだイングランド代表。さらなる高みを目指しているはずだが、ファンの全力の後押しを得られるか?

 現地時間23日のイタリア代表戦が新ユニフォームお披露目の機会となるが、結果は果たして…。