サウスゲイト監督はこの現状をどう見る

第7節は延期となったが、プレミアリーグは第8節までを終え、代表ウィークに突入した。ここまでの首位はアーセナルであり、6勝1敗の勝ち点18。最下位はレスター・シティで1分6敗の勝ち点1だ。

昨季は8位、一昨季は5位、その前シーズンも5位と近年は好成績を残していたレスターが、今の順位にいるのは信じられない光景だ。悪化する財政状況も影響し夏の移籍市場で大きな動きは見せられなかったが、選手を獲得しなくても実力者はいる。

例えば10番を背負うジェイムズ・マディソンがそうだ。イングランド代表歴もあるチャンスメイカーであり、2-6と大敗したトッテナム戦ではゴールを決めている。

リーグ最下位と沈むレスターでマディソンは一人気を吐いている。3ゴール1アシストと計4得点に関与しており、これはチームトップの数字だ。

英『talk SPORT』ではマディソンの輝きが今最下位に沈むレスターの唯一のポジティブな要素だとして称賛している。

数字の面でいえば2022年以降10ゴール6アシストを記録しており、これはモハメド・サラーに匹敵する数字だ。ハリー・ケイン、ケビン・デ・ブライネ、ソン・フンミンとCLでもプレイするような選手よりも優秀な成績であり、より称賛されるべきだ。

そのためなぜイングランド代表にマディソンが招集されないのか同紙では疑問視している。ジャック・グリーリッシュは今季1ゴールのみで、マディソンのほうが攻撃面で怖い存在になれる。

2019年以来イングランド代表としてピッチに立っていないマディソン。代表チームとの相性もあるが、ここまで数字を残しているのに招集もされないのは不思議な話だ。