サッカー日本代表は23日、キリンカップサッカー2022でアメリカ代表と対戦。FIFAワールドカップ・南アフリカ大会とブラジル大会出場経験を持つ解説の大久保嘉人氏が、先発に抜擢されたセルティック所属FW前田大然がW杯本大会でのオプションになると主張した。

 前田大然は昨年末に横浜F・マリノスからセルティックへ完全移籍。スプリントを繰り返す能力を武器に海外挑戦1年目からレギュラーに定着しており、セルティックでもアンジェ・ポステコグルー監督から高い評価を得ている。

 ただ一方でカタールW杯アジア最終予選では先発出場がなく、サークル・ブルッヘ所属FW上田綺世らとW杯本大会出場枠をかけて競争を繰り広げている。

 その中、同選手はアメリカ戦で先発出場。スタメン発表時にはSNSでセルティック所属FW古橋亨梧を前線1トップで起用しない森保采配への疑問が沸き起こっていた。

 しかしTV中継で解説を務めている大久保嘉人氏は、前田大然の先発起用について「スピードがどこまで通用するのか見てみたいですし、本番のドイツ代表はそこまでスピードがないので脅威になる」とコメント。アメリカ戦でのパフォーマンス次第では、ドイツ戦で重要な存在になる可能性があると見解を示した。

 なお日本代表は今月27日にエクアドル代表との対戦。カタールW杯開幕直前の11月17日にはカナダ代表との強化試合を控えている。