『FIFAワールドカップカタール2022』の開幕を約2カ月後に控えた日本代表は22日、ドイツで行われたキリンチャレンジカップサッカー2022でアメリカ代表と対戦し、鎌田大地と三笘薫のゴールにより2-0で勝利した。試合後、トップ下のポジションで先発し、数多くの好機を生み出した鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)が自身のプレーを振り返り、手応えを口にした。

 前半から多くの得点機に絡んだ鎌田は「僕自身、今日は得点チャンスがすごく多かった。1点取れてチームの勝ちにつながったので結果的にはよかったと思うけど、決められるシーンもたくさんあったし、そこは課題というか、もう少し早めに2点目を取ればチームとして楽だったと思う」と反省の弁を述べつつ、「ただ、ああいうところに入っていけていること、回数を重ねることが大事」と主張。

 チームとしても「ショートカウンターがすごくはまっていたし、チームとしてすごくコンパクトでやりたいことができていた」と評価し、「(久保)建英があれだけ守備をしてチャンスを作ったり、前田大然がスプリントをしてくれたり、僕自身も他の選手たちがやってくれているから、あそこに入っていける。今日はチームとしてうまく機能していたと思う」と、チームメイトの献身的なプレーを称えた。

 本大会に向けて新たな形を示した日本代表。鎌田は「ドイツ、スペインはもっとクオリティもあるわけで、最適解を探すのは監督。自分たちにできるのは、たくさんの良いオプションを用意すること。どれで行くかは決まっていないと思うけど、いいオプションにはなったと思う」と述べ、今後の戦いを見据えた。

 日本代表は今後、27日にエクアドル代表と対戦(20:55キックオフ)し、本大会に臨む最終メンバー発表前最後の国際試合を終えることになる。

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【動画】鎌田大地の先制弾