2チームは作れる選手層がある

強豪チームならば当然の競争力とも言えるが、日本代表がワールドカップで対戦するスペイン代表も恐ろしい選手層を誇っている。

今月の代表メンバーに召集されていないプレイヤーに注目したのは、スペイン『MARCA』だ。先日にはパリ・サンジェルマンで復調してきたベテランDFセルヒオ・ラモスが今月のメンバーに入れなかったことを嘆いていたが、ラモスもまだ代表でプレイできるレベルの実力者だ。本大会にラモスが入ってくる可能性もゼロではないだろう。

GKにはダビド・デ・ヘア、DFではバルセロナに復帰した右サイドバックのエクトル・ベジェリン、左サイドバックにはチェルシーへ移籍したマルク・ククレジャ、センターバックではラモスとアスレティック・ビルバオのイニゴ・マルティネス。

中盤にはリヴァプールのチアゴ・アルカンタラ、パリ・サンジェルマンへ移籍したマルコ・ファビアン、レアル・ベティスのセルヒオ・カナレス。

前線ではセルタで好調のイアゴ・アスパス、バルセロナで怪我から完全復活したいアンス・ファティ、昨季リーガ・エスパニョーラで17ゴールを挙げたラウール・デ・トマスがいる。

彼らは今回の代表メンバーに入っていない選手で、いわゆるBチームとも言える。そのBチームも顔ぶれはかなり豪華で、この層の厚さこそ強豪国と呼ばれる理由の1つか。

カタール大会へAチームとBチーム間での入れ替わりは起こるだろう。特にラモス、ファティといった選手は代表の大きな戦力となるはずで、代表監督ルイス・エンリケがどう最終メンバーを組んでくるのか注目が集まる。