アメリカ代表のグレッグ・バーホルター監督が、日本代表戦を振り返った。『ESPN』が伝えた。
23日、キリンチャレンジカップ2022で日本はアメリカと対戦。ともにカタール・ワールドカップ(W杯)に出場する国同士の対戦となった。
アメリカはキャプテンでエースのクリスチャン・プリシッチ(チェルシー)が負傷のためにメンバー外。スターティングメンバーの平均年齢は24歳143日ということで、非常に若いメンバー構成となった。
立ち上がりは勢いを持って日本陣内に攻めていったアメリカだったが、強度の高い中盤のプレスと、攻撃面での精度の低さから徐々に日本のペースに。すると鎌田大地がネットを揺らして先制を許す。
後半メンバーを変えて徐々にペースを取り戻しにいき、何度かゴールに迫るも奪えず。終盤に三笘薫にネットを揺らされ、2-0で敗れることとなった。
試合後、バーホルター監督は日本戦を振り返り、日本を評価すべきだとした。
「やらなければならないことはある。明らかに改善をする必要があるが、全体としてこのチームにとっては良い経験になった」
「日本を大いに評価したいと思う。彼らは良いゲームをしたと思うし、我々に苦労をかけた」
「時折我々は試合に入ることができ、良いパフォーマンスを見せた。ただ、90分間を通してみれば、もっと上手くやれたはずだ。十分ではなかった」
また、選手のフィジカル面が出せていないことを指摘。ミスから日本にペースを渡してしまったと振り返った。
「ワールドカップが近いことと関係があるかはわからないが、選手たちはフレッシュには見えなかった。フィジカルのアウトプットで、我々は一歩遅れているように見えた」
「そうなってしまうと難しい。日本のようなチームが相手では罰を受けることとなる」
「後半は調整し、試合をよりコントロールできるようになり、ライン間のパスも多くなった。ただ、前半は、ボールに対する落ち着きのなさ、愚かなギブアウェイが目立ってしまった」
「まずまずの立ち上がりを見せ、相手を立て直すことができた。ただ、その後、続け様にボールを与えてしまい、思い描いていた展開にはならなかった」
アメリカはこの後スペインへと移動し、27日にサウジアラビア代表と対戦する。