指揮官交代をチャンスにできるか
今回の代表ウィークではフル代表ではなく、U-21イングランド代表の活動に参加しているチェルシーのMFコナー・ギャラガー。今回の降格はカタールW杯行きに向けて痛手となるが、彼はまだ本戦出場を諦めていないようだ。
ローン移籍先のクリスタル・パレスで名を揚げたギャラガーは、今季チェルシーに残留。トーマス・トゥヘル前監督の下ではここまでリーグ戦5試合で起用されており、グラハム・ポッター新監督の初陣となったチャンピオンズリーグのレッドブル・ザルツブルク戦では、後半途中からピッチに投入されている。
イングランド代表では昨年11月にフル代表デビューを果たしており、それ以来3月、6月と継続して呼ばれ、計4試合を経験。ところが今回の代表活動ではフル代表に招集されず、U-21イングランド代表の一員として23日にU-21イタリア代表と対戦した。
英『Daily Mail』によれば、ギャラガーは今回のフル代表落選について言及。ガレス・サウスゲイト監督と直接交わした会話の内容も明かしている。
「もちろん、このキャンプで僕が代表の一員でなかったことは、難しいことだったと言えるだろう」
「でも僕はそれを前向きに受け止めたよ。ガレスは僕に話してくれて、メンバーに入るための最高のチャンスを引き寄せるために、僕に何が必要か言ってくれたんだ」
「予想通りの内容だった。いつものようにサッカーをすること、コンスタントに良いパフォーマンスを発揮すること、それが一番大事なことだ。そう言ってもらえたことはとても嬉しいし、ありがたい。自分が最大のチャンスを得られるよう、できる限り努力して彼の印象に残るようにしたい」
チェルシーはポッター新監督が就任してからまだ1試合しかこなせていないこともあり、ギャラガーが彼のサッカーにどれだけ適応できるのか、彼の下でどれだけのパフォーマンスを発揮できるのかはまだ未知数。まずは28日のU-21ドイツ代表戦でできる限りのパフォーマンスを発揮し、良い勢いを持ったままチェルシーへと戻りたいところだ。