サッカー日本代表のFW南野拓実(27)はFIFAワールドカップ・カタール大会を2カ月後に控える中、、新天地ASモナコで本来のパフォーマンスを発揮できていない。そんな南野拓実に対して25日、スペインメディア『スポーツ・イベリア』が辛辣評価を与えている。

 南野拓実はリバプール在籍時の昨季、プレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグでほとんど先発での出場機会がなく、今年6月にASモナコへ完全移籍。ただASモナコでもサイドハーフで先発起用がつづく中、再三にわたり低調なパフォーマンス露呈。3試合以上で現地メディアからチーム内最低評価を与えられていた。

 またフランスメディア『Le Quotidien du Sport』は、今夏リーグアン所属クラブに加入した選手の失敗ランキングで、南野拓実を1位に指名。「フィジカル面における彼の能力に疑問を呈し、プレミアリーグでインパクトを与えるのに苦労したのは当然」と厳しい評価を下していた。

 それでも同選手はリーグアン第8節・スタッド・ランス戦で、ASモナコ加入後初ゴールをマーク。ただ今月23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦では出番がなかった。

 そんな中『スポーツ・イベリア』は「南野拓実はASモナコ加入後、期待を裏切っている。彼との契約はリーグアンのシーズン開幕時の大失敗のひとつだ」と見出しをうち、南野拓実を酷評。

 「南野拓実はスタッド・ランス戦でようやく今季初ゴールを決めたとはいえ、まだシーズンが始まったばかりなのに、すでにこの夏のリーグアンでの最悪の新人と呼ばれている。ASモナコで存在感の薄いこの日本人は、居場所を見つけるのに苦労しており、レギュラーとして2試合しか出場していない」

 「新しい環境に慣れるには時間がかかるかもしれないが、シーズンを通してベンチ入りしたいのであれば急がなければならない。スタッド・ランス戦のゴールによって、彼はモナコでのシーズンをようやくスタートさせることができるかもしれない」と綴っている。

 南野拓実はカタールW杯アジア最終予選ほぼ全試合で先発出場。ただアメリカ戦で出番がなかったこともあり、日本代表における序列の変化にも注目が集まる。