現地時間9月26日、翌日の日本戦を控えたエクアドルを率いるグスタボ・アルファロ監督が会見に臨んだ。

 日本と同様にカタール・ワールドカップに出場するエクアドルは、23日にスペインでサウジアラビアと対戦し、スコアレスドローに終わっている。

 森保ジャパンとの対戦を前に、“決定力不足”について問われた指揮官は「我々は予選でも失点が多かったチームだ。チャンスを作っても点が取れないと、“ゴール不足”という概念に捉われてしまう」と述べた。

「確かにゴールは少ないが、セットプレー、アシスト、細かい部分やフィニッシュの小さな部分を改善していくことで、大きな問題の解消に繋がると思う。この時期になれば、欠点よりも、今あるものを高めていくことを考えるのが正解だ。

 午後のトレーニングで最終的な確認をするが、サウジアラビア戦で故障を訴えていた選手も含めて、状況を見る。先発メンバーは前の試合(サウジアラビア戦)から入れ替わる部分もあるだろう」
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 エクアドルはカタールW杯の開幕戦で、11月20日にホスト国と対戦する。日本戦を終えてちょうど54日後にその日を迎えるため、国内では準備に懸念の声も上がっているようだ。

「FIFA(国際サッカー連盟)は開幕を1日早めたので、ヨーロッパにいる選手は13日から確保できるようにしてほしい。みんなすぐに集まれるわけではないので、1日がとても貴重だ。今回の遠征試合では、チームを最高の状態にもっていくための材料を手に入れている。今はプランニングの段階で、ピッチの上で起こることをしっかり課題として持ち帰り、準備に活かし、最高の状態でワールドカップの開幕戦を迎えたい」

 今回、国籍偽装疑惑でFIFAに調査されていたDFバイロン・カスティージョも遠征に同行。9月の時点では“お咎めなし”となっており、サウジアラビア戦では66分からプレーした。

 FIFAランキングはエクアドルが44位、日本が24位。試合は、日本時間27日の20時55分にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部