英メディア『90min』が12月19日付けで、前日に閉幕したカタール・ワールドカップ(W杯)でブレイクを果たした11人を選出。日本代表から三笘薫が名を連ねた。

 25歳のアタッカーは全4試合に途中出場。ジョーカーとして攻撃で違いを生み、スペイン戦ではゴールラインぎりぎりから決勝点をお膳立てするなどし、史上初の2大会連続決勝トーナメント進出に大きく貢献した。そのアシストは“三笘の1ミリ”と呼ばれ、日本のみならず、世界中で話題となった。

『90min』はそんな森保ジャパンのスターにとって、「2022年は飛躍の年になった」と評している。

「ブライトンで名を揚げ、日本代表としてドイツとスペインを破った記念すべき試合で主役を演じ、その勢いを倍加させたのである。このようなパフォーマンスは、クラブで頭角を現し始めてからわずか数週間後のことだった。4―1で勝利したチェルシー戦では恐怖に陥れ、3―2で下したウルブズ戦ではゴールを決めた。2021年に約250万ポンド(4億1250万円)で加入したミトマは、バーゲン・バイを続けるシーガルズの最新作だ」

 三笘のほかにはクリスティアーノ・ロナウドの代役としてCFで先発し、衝撃のハットトリックを達成したゴンサロ・ラモスや、W杯という大舞台で圧巻のオランダ代表デビューを飾ったアンドリース・ノペルトなどが選ばれた。全11人は以下の通りだ。
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GK
アンドリース・ノペルト(オランダ/ヘーレンフェーン)

DF
アンヘロ・プレシアード(エクアドル/ヘンク)
ハリー・サウター(オーストラリア/ストーク)

MF
モハメド・クドゥス(ガーナ/アヤックス)
サレム・アル・ドサリ(サウジアラビア/アル・ヒラル)
アゼディン・ウナヒ(モロッコ/アンジェ)
ソフィアン・アムラバト(モロッコ/フィオレンティーナ)
ジョルジアン・デ・アラスカエタ(ウルグアイ/フラメンゴ)
三笘薫(日本/ブライトン)

FW
ゴンサロ・ラモス(ポルトガル/ベンフィカ)
ワリド・シェディラ(モロッコ/バーリ)

 なお『90min』は、同日に11の名場面もチョイス。その中には、C・ロナウドの“エアゴール”や、リオネル・メッシとキリアン・エムバペの頂上決戦などとともに、アントニオ・リュディガーが日本戦で見せた奇妙な腿上げ走りも入った。

 同メディアは「よく彼は突然こうした走りをするのだろうか? 彼は失礼な行為をしているのだろうか? 離脱の準備をしているのだろうか?それはリュディガーにしか分からない」と伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部