FIFAワールドカップカタール2022を前に、メンバー選考前の最後のテストマッチとなる国際親善試合が、27日に各地で行われた。

 W杯の優勝候補筆頭にも挙げられるブラジル代表は、チュニジア代表と対戦。ハフィーニャの得点で早々に先制すると、追いつかれた直後にはリチャーリソンが勝ち越しゴール。さらにネイマールのPK弾、ハフィーニャの2得点目、ペドロのダメ押し弾が決まり、5-1と圧勝を果たした。

 日本代表とグループステージ第2節で対戦するコスタリカ代表は、2-2のドローに終わった韓国代表戦に続き、ウズベキスタン代表と韓国で対戦。前半、ローマに所属するエルドル・ショムロドフに先制ゴールを許したものの、後半アディショナルタイムにアントニー・エルナンデスとケンドール・ワストンが立て続けにゴールを決め、劇的な逆転勝利を果たした。

 韓国代表は、ホームで“仮想ガーナ”のカメルーン代表戦を迎えた。試合は35分、クロスを相手GKが弾いたところを、エースのソン・フンミンが頭で押し込んでこれが決勝ゴールに。守備では最後まで無失点をキープし、1-0で勝利した。

 その他では、ウルグアイ代表がダルウィン・ヌニェスらのゴールでカナダ代表に勝利し、開催国のカタール代表は“仮想エクアドル”のチリ代表と2-2で引き分け。23日に日本代表に敗れたアメリカ代表は、サウジアラビア代表と対戦して0-0のスコアレスドローに終わった。

 27日に行われた、カタールW杯出場国の国際親善試合の結果は以下の通り。

▼カタールW杯出場国 試合結果
ウズベキスタン代表 1-2 コスタリカ代表
韓国代表 1-0 カメルーン代表
セネガル代表 1-1 イラン代表
カナダ代表 0-2 ウルグアイ代表
カタール代表 2-2 チリ代表
ニカラグア代表 0-1 ガーナ代表
サウジアラビア代表 0-0 アメリカ代表
ブラジル代表 5-1 チュニジア代表
パラグアイ代表 0-0 モロッコ代表