ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。日本代表選手たちの素顔に迫る番組『サッカー日本代表独占インタビュー THE VOICE』(9月7日放送)において、中山雄太が、ワールドカップへかける想いを激白。ポジション争いをするライバル、長友佑都について語った。

【映像】長友佑都は突き放していく!越えなきゃいけない存在

ワールドカップ最終予選、中山の先発出場はわずか1試合。代わりに先発としてピッチに立ち続けていたのは、日本代表不動の左サイドバックの長友。かつてはイタリアの名門インテルでプレーし、ワールドカップにも3度出場するレジェンドだ。

ライバルとして立ちはだかる長友の存在について、中山は「越えなきゃいけない存在だと思っている。超えるというか、突き放していかなきゃいけない存在。言い方がちょっと厳しいですけど、それぐらいの気持ちでやっていかなきゃいけない。使命のように僕は自分に課している」と闘志を燃やした。

しかし「それに対抗してくるのが佑都君だと思いますし、だからこそお互いにいい刺激になる」と、切磋琢磨できる関係だとも告白。

「『長友さん、こうしたほうがいいな』ということは(自分は)言えるタイプ。僕のアウトプットに対して(長友は)じゃあ、俺はこう思うからこうしたほうがいいんじゃない? というのもありますし、全然嫌に思わず僕に対して接してくれるので、僕からは本当に感謝しかない」と、リスペクトを贈った。

長友のプレイヤーとしての強みについては「運動量の多さ、クロス、プレーの幅はむしろ僕にはないものでお手本」だとして「それを発揮するのはメンタルなので『今までにいなかったサイドバック』になるためには、そこができつつ僕の特徴も出してやっていく」と目標を掲げた中山。

「長友さんのいいところは盗ませていただいて。ほかにもいい選手がいて、その人からもいいところを盗んで、いままでになかったサイドバックの選手になる」と、長友やほかの選手のよさを踏襲した上でオンリーワンになることを誓った。


photo:徳丸篤史 Atsushi Tokumaru