ウニオン・ベルリン所属のMF原口元気(31)は、今月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合でほとんど出番がなかった。ただドイツ・ベルリンの地元紙『BZ』は28日、同選手のFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバー入りは確実と見解を述べている。

 原口元気は2018年のロシアW杯や2019年のAFCアジアカップに主力選手として参戦。ただカタールW杯アジア最終予選では10試合中2試合の先発出場にとどまるなど、ベンチ要員に降格していた。

 また今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では4試合中3試合でプレー。ただ今月ドイツ開催のキリンチャレンジカップではアメリカ戦で4分間プレーしたのみと、ほとんどアピールのチャンスがなかった。

 一方ウニオン・ベルリンでは昨季、中盤インサイドハーフの主力選手としてブンデスリーガで34試合中23試合に先発出場。今季はブンデスリーガ開幕から2試合で先発出場したものの、第3節・RBライプツィヒ戦以降はリーグ戦で一度もスタメンに抜てきされていない。

 そんな中、『BZ』は、ウニオン・ベルリン所属5選手によるカタールW杯メンバー入りの可能性を予想。原口元気について「(今月の代表ウィークで)彼はアメリカ戦で4分間しかプレーせず、エクアドル戦では出番がなかった。だが、つねにベンチにはいる存在だ」

 「原口元気はカタールに飛び、ワールドカップ・グループリーグ初戦のドイツ戦でサブメンバーとしてピッチに立つ可能性がある」と綴り、スーパーサブとして必要不可欠な存在と主張した。

 なお森保一監督は、今回のドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合で30選手を招集。キリンチャレンジカップでメンバー外のヴィッセル神戸所属FW大迫勇也、VfLボーフム所属FW浅野拓磨、ボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉も含めた33選手の中から、カタールW杯代表メンバー26名を選ぶとみられる。