サッカー日本代表のDF板倉滉(25)は今月、ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)の練習で負傷。FIFAワールドカップ・カタール大会出場が微妙とみられていた。しかしドイツ紙『ビルト』は28日、同選手のカタールW杯メンバー入りが濃厚と伝えている。
板倉滉は今年7月にマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍すると、センターバックのポジションでレギュラーに定着。昨年に東京五輪の舞台でプレーすると、今年1月以降はカタールW杯アジア最終予選でも3試合にフル出場。6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022では全4試合でピッチに立っていた。
しかし、同選手は今月12日のトレーニング中に左膝の内側側副靭帯を断裂。手術せず保存治療で経過観察することが決まっているが、カタールW杯中断期間前までの復帰は絶望的とみられている。
ただ『ビルト』は「板倉滉にグッドニュース」と見出しをうち、同選手の現状を報道。「リハビリやトレーニングは今のところ順調であり、これまで瀬戸際にあったカタールW杯出場がしっかりと計画されている。森保一監督もそのことを明らかにしている」
「彼は11月23日、日本代表のグループリーグ初戦・ドイツ戦に出場する可能性が高い」と綴り、カタールW杯メンバー入りにくわえてドイツ戦でプレーする可能性にも言及した。
なおボルシアMGのダニエル・ファルケ監督は先日、板倉滉がカタールW杯日本代表メンバー入りする可能性について「招集される可能性はあるが、それは怪我か完治した場合に限る」とコメント。コンディションが万全でない中でのカタールW杯参戦に対して難色を示していた。