シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也(34)は、FIFAワールドカップ・カタール大会後の中東移籍が噂されている。ただシャルケでは当面の間、レギュラーから控え要員に降格することはないようだ。9月30日、英メディア『90min』ドイツ版が伝えている。

 吉田麻也は今年7月にシャルケと1年契約を締結。加入1年目から副キャプテンを任せられると、今季ここまでブンデスリーガ全試合でフル出場している。ただ8月27日のブンデスリーガ第4節・ウニオン・ベルリン戦で5失点に関与。現地メディアからは再三にわたり「ブンデスリーガで通用するスピードに欠けている」と指摘されている。

 またカタール紙『アル・アラブ』は先月26日に「カタール1部アル・ラーヤンが日本代表選手である吉田麻也の移籍を完了させた」と報道。カタールW杯終了後の中東移籍がほぼ確実と伝えているが、取引内容などについては触れていない。

 そんな中、『90min』は今月2日のブンデスリーガ第8節・アウクスブルク戦におけるスタメンを予想。吉田麻也を先発に抜てきした上で「フランク・クラマー監督は最近、新しいセンターバックのコンビを気に入っている」

 「(新加入選手の)レオ・グライムルが頭角を現しているが、それでも当面は吉田麻也とセップ・ファン・デン・ベルフがレギュラーを務めるはずだ。両者のコンビは今のところかなりうまくいっている」と言及。同選手がレギュラーとしての立場を確立していると主張した。

 なお吉田麻也は先月23日のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦でフル出場した一方、27日のエクアドル戦では出番なし。休養十分でアウクスブルク戦に臨むことが可能とみられる。