ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。全64試合を無料生中継するABEMAが、本大会を前に『FIFA ワールドカップ64~三笘のドリブルで世界を攻略SP~』を放送。現役日本代表のMFとして活躍する三笘薫と、元日本代表の松井大輔との対談を行い、三笘が自身のドリブルテクニックを実演を交えながら解説した。

【映像】これが三笘のドリブルの真骨頂

三笘はボールを使い、松井を相手にドリブルを実演することに。攻撃側の三笘は「スピードに乗っているときは早めに仕掛けます。近づきすぎると悪いときにはここら辺でボールが当たって入れ替わられてしまうので」と、スピードに乗っている場合、相手が届かない位置から早めに仕掛けるという。

スピードに乗っていない場面については「なるべくゆっくり近づいて、足に触られない位置でボールを蹴りだして初速で勝つ。基本的に行きたい優先順位はは縦です」と、スピードに乗っていない場合、ゆっくりボールを動かしながら一気に縦に加速すると説明した。

三笘によれば、3月24日カタールW杯アジア最終予選、日本対オーストラリア戦の「W杯行きを決めた縦へのドリブル」は、自身のベストドリブルの1つに入るという。松井が「間合いをスゴく考えているよね?『ここだったら行ける』とかさ」と分析。

そのときの状況について、三笘は「時間稼ぎに見せて、それで相手がイラついて、早めにアプローチしてきてくれたほうがいい。突っかけてきてくれたほうが逆に行きやすいので、そういうところも考えていました」と振り返った。

相手が近づいてきた瞬間、絶妙なタイミングで加速して縦に抜き去る。これが三笘のドリブルの真骨頂だ。三笘が「相手は加速できない状態なので。相手が自分の横まで来てしまえば、絶対に勝てます」と、確固たる自信を見せた。
 

photo:徳丸篤史 Atsushi Tokumaru