ポルティモネンセ所属のGK中村航輔(27)が、FIFAワールドカップ・カタール大会日本代表メンバーへのサプライズ選出にむけて再びアピール。1日のポルトガル1部リーグ戦で好セーブを連発している。
中村航輔は昨年1月に柏レイソルからポルティモネンセへ完全移籍したものの、昨季までは公式戦わずか3試合の出場にとどまっていた。しかしポルティモネンセの正守護神だったブラジル人GKサムエル(27)の電撃退団により、先月4日のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第5節・ファマリカン戦以降はリーグ戦全試合でフル出場。レギュラー定着へ大きく近づいている。
そんな中村航輔は1日のプリメイラリーガ第8節・ヴィゼラ戦でも先発出場。12分にゴール前からの強烈なシュートを止められず、先制点を献上。それでも50分に自陣右サイドからのフリーキックが味方選手の頭に当たってコースが変わるものの、左手一本でかき出す。
そして78分にはショートカウンターからピンチを迎えるものの、ドリブルで持ち上がる相手選手に対して絶妙なタイミングで距離を詰めると、シュートは中村航輔の左足に当たってポストを直撃。ヴィゼラに追加点を与えない。
ポルティモネンセは終盤にかけてチャンスを作るものの、何度も相手ゴールキーパーのファインセーブに阻まれて同点ゴールを奪えず0-1で敗北。それでも現地では中村航輔のパフォーマンスを評価する声が上がっている。
なお中村航輔は先月末、ポルティモネンセとの契約を2025年6月まで延長することで合意している。また先月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2試合では、ストラスブール所属GK川島永嗣(39)のメンバー入りに対して一部から反対意見が噴出。ポルティモネンセでのレギュラー奪取に近づいている中村航輔の招集を求める声が上がっていた。