■10月1日/プレミアリーグ第9節 リバプール3ー3ブライトン

 10月1日、サッカー日本代表FW三笘薫が所属するブライトンがリバプールと対戦。敵地・アンフィールドに乗り込んだ。

 この試合で三笘薫が見せたドリブルが話題となっている。日本代表ウインガーがピッチに立ったのは後半21分のこと。2点先行したものの3失点してリバプールが逆転してからわずか3分後のことだ。アウェイとはいえ、勝ち点を手にするためには得点がほしい場面だった。

 三笘は日本代表同様に、左サイドにポジションを取る。対峙するリバプールの右SBは、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド。その高い攻撃力から“世界最高の右SB”とも言われる選手だ。

 この背番号66を、三笘は抜き去った。後半26分、ロングボールを受け取った三笘は、タッチラインを背に体はゴール方向を向いてアーノルドと対峙。何度かフェイントを入れると、一瞬で加速して縦へ。イングランド代表はあっという間に置いて行かれ、それでもついていこうと前傾姿勢になるやそのまま膝からピッチに倒れてしまう。

 とはいえ、相手はリバプール。すぐにカバーの選手がやってくるがそれもいなすと、ペナルティエリア内に侵入。3人目の選手が寄せてくる中で、中にグラウンダーのボールを入れるが、これはクリアされてしまう。この1プレーで、リバプールの選手には強烈なインパクトを与えたはずだった。

■「三笘がリバプール相手に三笘してて泣いた」

 そして後半38分、三笘のクロスが同点弾を生み出す。元カメルーン代表DFマティプがコースを切る中で、日本代表ドリブラーは半分だけかわした状態で左サイドからクロスを上げる。これが見事FWトロサールへとつながり、左足で合わせたことでスコアを3-3としたのだ。

 こうした三笘のドリブルには、以下のようなコメントがSNS上で並んでいた。
「三笘がリバプール相手に三笘してて泣いた」
「アーノルドをチンチンにしてて草」
「三笘選手凄すぎるよ 入ってから完全に試合の流れ変わった」
「アーノルドが三笘にボコボコされてて、プレミアリーグもJリーグと対して変わらんやんけ」
「三笘vs○○、プレミアリーグの風物詩になって欲しいな」
「三笘、アーノルド抜いたし世界最高峰のウィンガーって事でいいよな??」
「別に三笘ならアーノルドくらいタイマンで抜けるでしょ 衝撃でもない」

 アンフィールドで改めてそのドリブルの切れ味を見せつけた三笘。プレミアリーグに順応することで、さらにわくわくするようなプレーを見せてくれるはずだ。