サッカー日本代表はアイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)やレアル・ソシエダ所属MF久保建英(21)が好調を維持する中、今年11月にFIFAワールドカップ・カタール大会へ挑む。その日本代表について、海外からはASモナコ所属FW南野拓実(27)をキーマンに推す声が上がっているようだ。
日本代表はカタールW杯アジア最終予選・グループBを2位で終えてW杯本大会出場権を獲得。6月にはブラジル代表やチュニジア代表などと対戦したほか、先月にはキリンチャレンジカップ2試合をドイツで開催。23日のアメリカ戦で2-0と勝利したほか、27日のエクアドル戦では前半から防戦一方の展開となる中でも0-0で終えていた。
そんな中、英メディア『ナショナルワールド』は5日にカタールW杯出場全32か国のキーマンを紹介。日本代表では南野拓実の名前を挙げるとともに「南野拓実は、リバプール在籍時に出場時間が十分でなかったかもしれない。だが、彼のハードワークのスタイルによって、グループリーグにおける日本代表の立ち位置はダークホースとして維持されるだろう」と言及。日本代表のベスト16入りには、同選手の復調が必要条件との見解を示している。
ただ、アメリカ戦とエクアドル戦では鎌田大地と南野拓実の明暗が分かれている。鎌田大地はアメリカ戦で先制ゴールをあげたほか、エクアドル戦でも後半途中からピッチに立って防戦一方の試合展開を一変させていた。
一方の南野拓実はカタールW杯アジア最終予選で主力選手という立ち位置だったが、アメリカ戦では出番なし。エクアドル戦でもほとんどチャンスを作れず、後半途中でピッチを後にしていた。
その南野拓実は所属クラブのASモナコで大不振。サイドハーフで先発起用がつづく中フィジカル面を重視する戦術にフィットせず、再三にわたり低調なパフォーマンス露呈。先月18日のリーグアン第8節・スタッド・ランス戦で移籍後初ゴールを挙げたとはいえ、依然として現地メディアから厳しい評価を受けている。