ことし11月20日に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。ワールドカップを制覇した各国チームと選手たちを追うNetflixのドキュメンタリー番組『チャンピオンへの軌跡』(エピソード2「イタリア:試練を超えて」)において、W杯におけるイタリア代表の歴史を振り返ることができる。

1934年イタリアW杯、1938年フランスW杯、1982年スペインW杯、2006年ドイツW杯と、過去に4度優勝しているイタリア。1990年代にはその髪型から“聖なるポニーテール”の名で知られるロベルト・バッジョが決勝ゴールを連発して活躍したが、W杯ではPK戦の末に敗退することが続いた。

1990年母国イタリアのナポリで迎えたW杯の準決勝では、イタリア代表はマラドーナ率いるアルゼンチンと対戦。同点のまま延長戦は終了し、PK戦でアルゼンチンに敗北している。

1994年アメリカW杯の決勝はイタリア対ブラジル戦に。強豪同士の試合は0-0のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦へ突入。最終キッカーであるバッジョはPKを外し、イタリアは優勝を逃した。

1998年フランスW杯の準々決勝のイタリア対フランス戦では、延長戦でバッジョがシュートを放つもわずかにクロスバーを超え、勝敗はPK戦に持ち込まれた。1番手のバッジョはPKを決めたが、最終的にフランスが勝利した。

1990年イタリアW杯でバッジョとコンビを組んだサルバトーレ・スキラッチにとって、彼は「相棒」で「双子」のようだったらしい。イタリア代表について「PK戦には運がない。優勝をペナルティキックで逸している。94年だけでなく、90年も……」と当時を振り返る。

3大会連続でPK戦で敗退しているイタリア。バッジョのようなスーパースターでもPKを外すことを振り返りながら、アメデーオ・ディ・ソラ記者は「優れた選手がミスすることもある」と語る。歴史家ニコラ・ボッティグリエリは、「ペナルティキックは悲劇」であり、「敗北ではなく悪運」だと残念そうに振り返った。
 

FIFA ワールドカップ カタール 2022 完全ガイド by ABEMA
FIFA ワールドカップ カタール 2022 完全ガイド by ABEMA
FIFA ワールドカップ 2022 完全ガイド
プレミアリーグ 2022-2023 - 注目チーム - 【プレミアリーグ】リヴァプール編 (スポーツ) | 無料動画・見逃し配信を見るなら | ABEMA
プレミアリーグ 2022-2023 - 注目チーム - 【プレミアリーグ】リヴァプール編 (スポーツ) | 無料動画・見逃し配信を見るなら | ABEMA
ABEMA